オニヒトデの捕食者がホラガイということは、皆さんご存知ですよね。オニヒトデは黙ってホラガイに食べられるのではなく、ホラガイが近寄ってくるとソソクサと逃げます。これはホラガイ(捕食者)の匂いを感じ、ホラガイから逃げる忌避行動です。この映像では、ホラガイの飼育海水(ホラガイの匂い物質「忌避物質」を含む)をオニヒトデの飼育海水に添加し、逃げ惑うオニヒトデの行動が紹介されています。この明瞭な行動なら、忌避物質を利用したオニヒトデの密度コントロールを、研究者達が考えるのも納得です。
北村誠
How a Crown-of-Thorns starfish reacts to the smell of a Giant Triton
-和訳-
<タイトル>
オニヒトデはホラガイの匂いにどのように反応するのか
<概要>
AIMS(Australian Institute of Marine Science)の研究者は現在、グレートバリアリーフにおけるオニヒトデ (COTS) の大発生を引き起こすメカニズムと、その制御方法について調査しています。オーストラリア政府のNational Landcare Initiative Reef Rescue Programの1つのプロジェクトでは、オニヒトデの数を制御するために天敵を利用する可能性について調査しています。 大型の海洋巻貝であるホラガイは、オニヒトデの天敵として知られています。ホラガイは、よく発達した嗅覚を使ってオニヒトデを見つけて追跡し、最終的に捕獲して殺し、食べます。しかし、オニヒトデも鋭い嗅覚を持っており、ホラガイが近くにいると感知することができます。