稚ヒトデの多い場所の考え方
オニヒトデ大量発生の予測モデルはつぎのような要因を考慮して計算されています
■オニヒトデの成体の数 - 産み出される卵の数(発生予測モデルの初期値)
■海流 - 卵から産み出されたオニヒトデ幼生が流れ着く場所
■植物プランクトンの発生量 - オニヒトデ幼生が餌を食べて生き残る数
■オニヒトデ幼生が流れ着く場所のサンゴの量 - 着底後のオニヒトデの成長
オニヒトデ大量発生の予測は、稚ヒトデモニタリングの結果だけでなく、予測したい地域のサンゴの被度やオニヒトデの数、海流、植物プランクトンの分布状況などの情報を考慮し、確率統計モデルと組み合わせることで、より精度の高い予測が可能となります。ただし、予測には複雑な計算過程があり、必要な情報が全て手に入るわけではないうえ、情報の精度によって結果も左右されることがあります。
これまでの調査研究や事業の成果をもとに、オニヒトデ大量発生の予測に用いる情報をpdf以下にまとめました。