オニヒトデ対策を推進し、
共にサンゴ礁を守ろう

このホームページは沖縄県のオニヒトデ対策を推進する目的で作成されました。
オニヒトデの大量発生やその対策に関する情報を発信し、オニヒトデの情報を様々な人からお知らせいただくことで、沖縄県のサンゴ礁保全を推進します。

サンゴ礁保護のカギはわたしたちの日常生活にあり

サンゴ礁の海が透明できれいなのは、
窒素やリンを吸収して育つ植物プランクトンなどが少ないためです。
海水中の窒素やリンは栄養塩と呼ばれ、そのもととなる物質は私たちが日常生活で使っている洗剤や食べ物に含まれています。
洗剤やシャンプーを使い過ぎたり、食べ残しを排水口に流すと、海に流れ込む栄養塩が増えます。
栄養塩が増えると植物プランクトンも増え、それらはオニヒトデ幼生が生き残るための餌となって、オニヒトデ大量発生のひきがねとなる可能性があります。

さらに、さまざまな事業活動による排水もサンゴ礁に影響を及ぼします。
例えば、飲食業や工業に従事される方々は排水や廃棄物の処理を、農畜産業を営む方々は施肥やし尿処理を適切に処理することで、栄養塩を含んだ排水が海に流れ込むことを最小限に抑えることでオニヒトデ対策につながります。

近年の研究により、栄養塩の増加はサンゴの健全な成長を阻害することも指摘されています。
サンゴ礁の水質対策はオニヒトデからサンゴを守るだけでなく、サンゴ礁を健全に維持するために重要です。

さまざまな場面で日常生活を見直すことで、みなさんがサンゴ礁への負荷を軽減し、持続可能な未来を築くことができるのです。